2004年6月日記帳


[30日(水)] 昨夜北海道旅行から無事帰宅する。

 24日から29日まで「ゆとりっぷ北海道一周」旅行を夫婦で楽しんで、昨夜無事帰国した。あたり一面新緑の原生林を眺め、各種の温泉に浸かりながら、蟹を始めとする豊富な海産物の食事、アイヌの故事をガイドに教わりながらの約1500kmのバス旅行で、まるで外国へ行ったような新鮮な感触であった。以下毎日の行程の概要を記す。尚同行者は夫婦8組、添乗員、ガイド、運転手であった。毎日の距離は北海道内のバスの走行距離を示す。

*第1日[24日(木)] 羽田から函館湯ノ川温泉へ、20km(タクシーを含まず)
 12時羽田空港発JL-1165便→13:40函館空港、添乗員島倉さんの出迎えを受け、タクシーで市内観光。空港→トラピスチヌ修道院→五稜郭→立待岬→元町教会群→函館区旧公会堂→旧桟橋→函館明治館(旧郵便局)→赤煉瓦倉庫群→湯ノ川温泉「想い出づくりの宿 飛天」。自室(和室)で夕食後、19:30箱根山へロープウェイで登り、函館の夜景を鑑賞。21:00飛天に戻り温泉に浸かってから就寝。

*第2日[25日(金)] 湯ノ川温泉から登別温泉へ、273km
 8:30湯ノ川温泉発→函館朝市巡回(蟹、烏賊、ウニ、鮭、メロン)→大沼公園散策→長万部にて昼食(駅弁かにめし)→洞爺湖畔経由→昭和新山前熊牧場にて餌まき→白鳥大橋、室蘭経由→地球岬見学→登別温泉「ホテルまほろぼ」到着→地獄谷見学後ホテル自室にて夕食。各種温泉、露天風呂に入り、21:30就寝。

*第3日[26日(土)] 登別温泉から阿寒湖畔温泉へ、383km
 8:30登別温泉発→富川ドライブイン休憩→日高町休憩→日勝トンネル経由→清水ドライブイン、グリーンピアにて昼食牛とろ丼→帯広JCT休憩→足寄ドライブイン休憩→阿寒湖湖畔よりボートでマリモ見学→阿寒湖畔温泉「ニュー阿寒ホテル・シャングリラ」、夕食を会食後、アイヌ・コタン、アイヌ古典劇場にてアイヌ民族舞踊「古式の舞」を観る→ホテルに戻り、温泉入浴後22:30就寝。

*第4日[27日(日)] 阿寒湖畔温泉より知床経由網走へ、276km
 8:30阿寒湖畔温泉発→標高350m摩周湖観光→硫黄山・屈斜路湖を眺め→川湯温泉にて元横綱大鵬の実家前を通り→知床半島北側海岸線経由→オシンコシンの滝見物→知床自然センターにて昼食→知床峠にて国後島を望む→ウトロ港より遊覧船にて知床半島の絶壁、滝、カモメ、山の雪を眺め、ウトロ港へ戻り→小清水原生花園経由→網走「かに本陣友愛荘」にて入浴、夕食、入浴後21:30就寝

*第5日[28日(月)] 網走より札幌へ、405km
 8:00網走発→北見経由→留辺蘂にてキタキツネ牧場見物→層雲峡(石狩川のほとりを歩き、流星の滝、銀河の滝、雲井の滝、不動岩、不老岩、立岩などを眺める)→層雲峡ホテル大雪にて昼食→旭川経由→美瑛・パノラマロード四季彩の丘→富良野・ファーム・トミタ(ラベンダー)→岩見沢SA休憩→江別経由→札幌市内見学(北海道庁、大通り公園、時計台)→すすき野「政寿司」にて夕食→「ホテル・クラビー・サッポロ」宿泊、荷造り発送後、徒歩にて大通り公園、時計台観光、22:30就寝

*第6日[29日(火)] 札幌から小樽観光後、新千歳空港→羽田空港→帰宅、123km
8:30ホテル発→北5西28長谷川商店(海産物)→小樽運河→北一硝子駐車場(メルヘン交差点、オルゴール館、北の大地美術館、北一硝子3号館、5号館、ヴェネツィア・カフェテリア、北一ヴェネツィア美術館)→祝津・小樽貴賓館(旧青山別邸)にて昼食後別邸見学→新千歳空港にて解散。16:30新千歳空港発ANA70便→18:00羽田着→蒲田駅ビルで夕食→タクシーで帰宅20:15

以上で北海道旅行を終了し、29日夜自宅で到着メール66通をチェックする。30日には疲労のためアクアスパは休み、リコールで点検修理の車を取りに行き、ついで旅行中の新聞をチェックし、郵便物をチェックし、それぞれ必要な処置をとり、旅行資料を整理して夢幻日記を書いた。尚デジカメで撮影した写真350枚はとりあえず「北海道一周」というフォルダーにおさめた。尚バスに張ってあった旅行経路のパネルも貰い、写真に撮って写真集の冒頭に使う予定である。今後詳細は「続々GOLDEN AGE」に発表する。以上でとりあえずの報告を終わる。


 

[23日(水)] アクアスパ、戦後歴史学の五十年、北海道旅行

 水曜日なので、瀬田のスポーツジムであるアクアスパへ行って、いつもの通り、自転車漕ぎから始まって、6種類の器械を使って筋力トレーニングを行った。続いてプールに入り、20mプールを往復20回、合計800m泳いでから温泉につかり、コーヒーを飲んでから帰った。いつもと違うのは体重計が具合が悪く、泳ぐ前には計測できなかったが、泳いだ後には修理されていて、計ってみたら75.4kgもあり、いつもより1kg多いので驚いた。例の20mノーブレッシングでは4回とも問題なかったが、連日30℃を超す暑さで運動不足なのと、美味しいからといって、つい間食に南京豆を食べ過ぎたのが原因かも知れない。

 昨日読んだ網野善彦の「歴史としての戦後史学」の冒頭を飾る「戦後歴史学の五十年」を読み返し、その抜粋を作成した。敗戦直後が戦後第一期で、マルクス主義史学の全盛期であり、羽仁五郎などの国際派と石母田正などの民族派が勢力争いをし、他に京都学派(マルクス主義の影響強し)や大塚久雄など非マルクス主義の近代主義者グループがあった。研究団体としては、戦前からの歴史学研究会に1946年にできた民主主義科学者協会、京都の日本史研究会などがあり、マルクス主義史学が教科書に影響を及ぼした時期である。

 戦後第二期は1955年からで、共産党の六全協で武装闘争の方針が転換され、国民的歴史学運動は退潮し、戦後歴史学の集大成期に当たる。特に安良城盛昭の「太閤検地の歴史的前提」が民族派を批判し、中世史と近世史を明確に二分して注目を浴びた。又石母田正が実証主義史家に対するマルクス主義史家の批判を自己批判し、両者の共同戦線を提唱した。要するに中世は家父長的家内労働的奴隷制社会であり、近世は小農民が自立した封建社会であり、全く別であるとしている。

 戦後第三期は1970年代後半から現在に至る期間で、佐藤進一が「室町幕府の官制体系」として主従的支配権と統治的支配権という中世王権の二元制を指摘して注目を浴びた。尚鎌倉幕府は「東国国家」であるとしており、「南北朝の動乱」は現在でも名著である。

 明日より29日まで6日間北海道へ旅行する。初日は羽田→函館→湯ノ川温泉、2日目は湯ノ川温泉→函館朝市→大沼公園→長万部→昭和新山→登別温泉、3日目は登別温泉→日高→日勝峠→足寄→阿寒湖畔温泉、4日目は阿寒湖畔温泉→摩周湖→硫黄山→知床→網走、5日目は網走→層雲峡→美瑛→富良野→札幌、6日目は札幌→小樽→新千歳→羽田、という予定である。次は30日に報告する。


[22日(火)] 旅行準備、読書、ソフトカイロ

 台風の余波で関東地方は大変暑く、群馬県の榛名町では37.5℃だという。東京も32℃を超えたようであった。北海道へ行く最終準備をした。インターネットで天気予報から各地の週間予報を調べたが、あまり暑くも寒くもないようで、持ち物もそれほど低温を気にする必要はなさそうで、一部防寒用品を削除した。また行程を再度ガイドブックでチェックしてみたが、宿泊の宿が地図で見つからない所が若干あった。荷物の方はお蔭でリュックと小型バッグのみで済みそうである。

   図書館から借りていた網野善彦著「歴史としての戦後史学」を昨日から読み始めていたが、本日一応読み終わった。序文と最後のインタビュー「私の生き方」から、著者は私より1才下で、旧制高校へ入ったのも私より一年後であるが、私が高校で1年休学したので、高校、大学の卒業は一緒であることが分かった。ただし理科と文科の違いは大きく、著者は一時左翼学生運動に没入したらしく、それを戦後の戦争犯罪と称して、以後もっぱらそれを償う活動を続けてきたといっている。しかしまだ時折マルクス主義者の片鱗が垣間見える。ただ戦後歴史学会は左翼勢力に完全に牛耳られたので、その影響は教科書などに依然として残っている。

 著者が左翼かぶれの頃、「封建制度とはなにか」と称して愚劣な文章を書いたのを恥じて、その後中世の勉強を集中してやったようである。「日本の歴史をよみなおす」にでてくるように、古文書をいろいろと調べると、百姓=農民というような単純な図式ではなく、職業も多岐に亘り、女性も養蚕をはじめ商業分野などでもいろいろと活躍していたようである。従って封建領主による農民の支配関係を基本において展開されてきた封建社会論は、今や根底から再検討されねばならない。更に近代歴史学の再検討にまで進まざるを得ないであろうとしている。そしてそれが戦後の戦犯の宿命だと自嘲しているかのように見える。

 しばらく身体を揉んでいないので、夕方近くのソフトカイロで1時間近く全身を揉んでもらった。大分足腰の筋力が衰えてきたのではないかと心配したが、そのようなことはないとのご託宣でほっとした。しばらくぶりであるが、やはり気持ちがよい。旅行にでかける前に一応身体の方も整備しておこうというわけである。尚ソフトカイロとは関係ないが、薬指を除く各指の爪の根本の両脇を強く指圧すると、鼻水の出るのが止まったり、身体の調子に良いようである。副交感神経の刺激ということであるが、バス旅行中など退屈紛れに指圧するとよいかも知れない。


[21日(月)] 夏至、台風、学士会午餐会、夢幻日記の日付順ファイル
        作成

 昨日が父の日だというのはすっかり忘れていた。最もゴルフにでかけてしまったし、大体あまり意味のある日とは思えない。序でにカレンダーを見ると、今日が夏至になっている。少し早いような気もするが、台風6号のおかげで、台風の中心は四国の東部から近畿地方を東北に横断して、午後7時には能登半島の北部へぬけたが、関東も強風圏内に入り、強い南風で気温も32℃まで上がったようである。予報では夜も風と雨には注意が必要と言っていた。

 学士会の午餐会の本日の講演は、青柳正規(東大文学部)教授の「ローマ初代皇帝アウグストゥスの別荘か?」であった。随分変な題だなと思っていたら、イタリアのあちこちで遺跡の発掘調査をやられているようで、たまたま今発掘しているヴェスヴィヤス火山の北側で、ギリシャ産大理石の高さ1.2mの美しい女性像が出てきたり、立派な男性像が出てきたりしている。イタリアでは既に別荘遺跡は8000〜10000も発掘されているが、所有者の判明しているのは0.5%もないようである。鉛管等金属に名前が彫られているが、殆ど取り外されているらしい。従って状況証拠を揃えて推定するしかないようである。尚火山泥流は硬くて人力では掘れず、大型機械で掘削が必要とのことであった。

 夢幻日記も書き始めてから半年近くなるが、その時々の事をメモしているので、時折チェックしたくなることがある。その際現在の形式では探すのが容易でないので、毎月1日から日付順に並べ替え、月初めに目次をつけて探しやすいファイルを作成した。5,4,3月分はHTMLPerfectからコピーして順番を変え、HTML記号を削除していたが結構手間がかかった。2,1月分はHPから直接コピーしたら、記号がない分能率がよくなった。結局1月分から5月分まで整理できたので、近くプリントしてノート形式で見られるようにし、毎月追加して行くと共に、バックアップをCDにとっておくこととする。


 

[20日(日)] ゴルフ、参院選各党の公約

 昨日の予報では、台風6号も近づき、今日は確率50%で雨と言っていた。お蔭でキャンセルが多く、ゴルフ場は比較的空いていた。最近はパットが大分よくなり、短いパットは外さず、3パットは殆どなくなった。又アイアンの飛距離が増してきた。そのため落ち着いて神経を集中させれば、ボギーは堅いところで、運が良ければパーも狙えるようになった。ただ昼にビールを飲むと、出だしかその次あたりでミスをしがちである。ただ大分スイングが安定してきたので、ゴルフが健康の為だけでなく再び楽しみにもなってきた。

 朝は環八も東名も非常に順調で、自宅から本厚木C.C.まで45分で到着した。しかし帰りは午後4時40分に倶楽部をでたのに、東名の大和トンネルあたりで乗用車8台の事故があったらしく、厚木インターから大渋滞で何分かかるか分からない状況であった。結局空いていれば10分位で行ける所をなんと1時間かかり、結局午後6時少し前に帰れる予定が7時少し前になってしまった。折角日曜は道路が空いているからと思ってゴルフに行くのに、交通事故を起こされるとどうにもならない。又高速道路が高速でなくなっても料金だけはちゃんととるのも何だか少しおかしい気もする。

 産経新聞の朝刊に参院選を控えて各政党の公約が載っていた。自民、民主、公明、共産、社民の5党に産経新聞から回答を求めたものらしい。共産、社民はもはや完全に時代遅れであり、公明も政権にぶら下がっているだけなので、自民と公明について回答を読んでみた。項目としては、社会保障、憲法、外交安保、構造改革、地方分権、経済対策、その他となっている。一読して問題だと感じたのは、構造改革でも現在の政府及び地方公共団体の巨額の財政債務について全然触れておらず、従って政府及び自治体、並びに議会が如何に無駄遣いを止めるかについて全く関心を示していない。即ち生活者の視点に立たず、あくまでTAX EATERの立場で論じているにすぎない。地方分権で自民党は3兆円、民主党は18兆円の税源移譲を示しているが、肝心の政府の縮小計画には全く触れていない。本来政府と共に立法府も定員削減或いは参議院の廃止を考慮すべきなのに、そのような納税者の意見はまだ採り上げられていないのが現状であり、声を大にしていかねばならない。


[19日(土)] 14世紀に日本の社会は大きく変わった。

 昨日読んだ「日本の歴史をよみなおす」を、それこそ読み直して「14世紀に日本の社会は大きく変わった」という題でA4版1頁に要点をまとめた。著者は現代も14世紀に匹敵する大変動期だと主張するが、果たしてどうであろうか。著者は日本という国号や天皇という存在もいずれなくなる日がくると言っているが、その点は首肯しがたい。その後これと、先に続編を読んでまとめた「日本の歴史の印象と実際の乖離」の二つを、続々GOLDEN AGEの歴史道楽に登録した。このあとは同じく網野善彦の「歴史としての戦後史学」を読む予定である。

 夢幻日記も書き始めて半年近くなるが、いきなり書き込むので原稿はなく、従ってこの夢幻日記が消えると記録がなくなってしまう。そこでCDに記録をとっておこうと思ってまず3月分の日記をコピーしてファイルを作成した。HTML記号を抹消し、又順番を1日からに変更したが、操作には意外に時間がかかるので計画的に処置する必要がある。

 参議院選挙が来月11日になり、いろいろと選挙運動が活発化してきた。しかし相変わらず年金問題だとか多国籍軍への参加など目先のことを問題にしているが、政府の巨額の債務を減らす具体策や行政府や立法府の無駄遣いを減らす具体策にはどの政党も熱意がなく、これでは政治不信と共に投票率も低下すると思われる。参議院などどこに存在理由があるのであろうか?


 

[18日(金)] 問診票、エネルギー問題、歴史の裏面

 来月の8日に健診センターに受診を申し込んでいたら、昨日その案内書と共に問診票が入っていた。問診票といってもA4版4頁に及ぶ詳細なもので、主なものは、常用薬の種類、病歴(ある、手術、治療中、発病年齢)、自覚症状、3親等内家族の病名、食生活(20才頃の体重を含む)、喫煙歴、飲酒(頻度と量)、睡眠時間、ライフスタイル、運動(種類、強度、頻度、時間)など多岐に亘っている。特に病歴など年をとればいろいろあるが、発病年齢など聞かれてもいい加減に答えるしかない。特にリタイア後の時間的記憶は極めてあやしい。

 早い昼食をとってから、日本工業倶楽部の産業講演会に出席した。日本エネルギー経済研究所の藤目和哉氏による「最近のエネルギー・石油・環境をめぐる諸問題−現状と展望」という題の講演であった。国際石油情勢の現状と展望では、中国、アメリカ等の需要がふえ、米国のガソリン価格は1999年対比で2倍に上昇し、供給余力は縮小し、イラク情勢の泥沼化、供給力No.1のサウジの政権崩壊で 中東情勢は不安定化し、先物市場の投機的取引の影響大であり、OPECが限界にきており、国際的には中国の石油需要と原油輸入が増大しているという話であった。環境問題で温暖化ガス(CO2)の抑制を狙った京都議定書はロシアが批准しないので発効するかどうかまだ分からない。更に長期エネルギー需給見通しでは、原子力の増加が難しく、天然ガスへシフトしている。その他の自然エネルギーもあまり量的には期待できない。長期的には2050年より人口が減少するので、GDPを増やすには対策を要するであろうとの話であった。

 往復の電車内と帰宅後に、15日に図書館から借りてきた網野善彦著「日本の歴史をよみなおす」を読み切った。続編の方を先に読んだが、内容としては、@文字について、A貨幣と商業・金融、B畏怖と賤視、C女性をめぐって、D天皇と「日本」の国号となっている。 著者は学校の先生で私と同年であるが、今の学生に「苗代」「五徳」「レプラ」などと言っても全く通じないのは、やはり日本の社会の大変革期なのであろうと推定している。ところが中世史を専門としている著者によれば、14世紀に南北朝などの動乱があり、15 世紀以降はある程度理解できるが、13世紀以前は現在の常識では及びもつかないかなり異質な世界があるということをいろいろと例をあげて説明している。例えば10世紀から11世紀にかけて女性の長者に率いられた、自立した女性職能集団として遊女集団が現れ、官庁に属して朝廷の儀式に奉仕していたことが貴族の日記などによって確かめられているという。いずれまとめて続GOLDEN AGEにアップする。


 

[17日(木)] アクアスパ、北海道旅行準備

 昨日が休日であり、本日がフリーだったのでアクアスパへトレーニングに行った。その前に雪が谷税務署に寄った。というのは法人の決算期が5月末で、既に東京都からは法人都民税と事業税の確定申告用紙が届いているが、国税である法人税は音沙汰ないので税務署に問い合わせた。税務署は月末に発送すると言うので用紙だけ先に貰い、明日税務会計事務所に届けるつもりである。税金が足りないといいながら、税務署はのんびりしている。

 アクアスパではいつものトレーニングを行ったが、体重を計ったら先週より1kgも体重が増えていた。そこでいつも泳ぐのは1000mだが、今日は1200m泳いだ。しかし体重の減少はいつもと同じ0.6kgしかなかった。20mノーブレッシングを6回行ったが、いずれも軽く泳げてしまったので体重の減少までいかなかったのかも知れない。

 昨日旅行社から北海道旅行の案内書が届いたので、一連の資料に目を通すと共に、持参品のリストを作成し、用意できるものの準備を行った。往復を含めて6日間であるが、連泊がないのと、毎日朝早く出発するので、おそらく洗濯しても乾かぬ怖れがあるので、洗濯しないでもよいように下着の準備を行った。

 海外旅行だとトランクを使うが、国内旅行なので車付きリュックサックを使うことにした。従って荷物があまり入らぬので、当日用に別に小型鞄を持って行くことにした。又インターネットを利用して北海道各地の気温を調べたが、かなり大幅な変動があるようである。しかしいつも寒さを予想して暖かい衣類を準備しても大抵外れるので、今回は容れ物が小さいこともあり、あまり極端なことは考えないこととした。


 

[16日(水)] お見合い50周年記念昼食会、PC取り扱い説明書他

水曜日は原則としてスポーツセンターであるアクアスパへトレーニングに行く日であるが、たまたま14〜16日が休日なので明日行くことにしている。そこで昼は家内のコーラスのあと、尾山台まで車で迎えに行き、多摩川縁のサンマルクへ昼食に行った。日曜日の日記に書いたように今年がお見合いしてから50周年になるので、それを記念して昼食会とした。

 少し前にメールで案内があったが、サンマルクは元々はパン屋らしく、焼きたての色々な種類の美味しいパンを持ってきてくれる。料理も値段の割に美味しいが、今日はかなり客が立て込んでいて、料理の待ち時間が長かったのと、後ろの席の女が高い大声で株の話をするのがうるさくて、大分気分を損ねた。しかし50年というと色々な事があったが、現役の頃は時々仕事が変わって、年毎の記憶が比較的鮮明であるが、平成に入ってリタイアしてからは、環境に変わりがないので何故か月日が経つのが早い気がする。

 昨日述べたようにWindows XPのノートパソコンdynabookの取り扱い説明書を読んでいなかったので、急いで次の説明書を読んだ。「安心してお使いいただくために」、「さあ始めよう」、「使ってみよう」、「応用にチャレンジ」、「困ったときは」、「interVideo WinDVD Creator 2 platinum ユーザー・マニュアル」と沢山あり、とても全部は頭に入りきれなかったが、要点は一応理解したつもりである。一番感心したのはキーボードで、従来のデスクトップ型のPCのキーボードにはない特殊なキーが色々ついていた。

 Fnというキーはなかなか便利で、F5と組むと外部TVと接続でき、F11と組むと数字キーが狭い範囲に並び、エクセルなど数字を並べるのに便利である。またウインドウズ・キーとかアプリケーション・キーがあるが今まで気が付かなかった。更にインターネット、メール、サイバー・サポートの三つのキーがあり、直接開くことが出来る。又日本語入力にMS-IME方式の便利なパネルもついているが、残念ながら一太郎を使っている身には役に立たない。ただ途中で解像度を変えたらスタートボタンが消えてしまい、あわててPCダイヤルに電話して助けてもらった。これで3度目になるが、毎度要領よく教えてくれ感謝している。

 参議院選挙を前にした政党アンケートについて、事務局で折衷案を作成してくれたが、残念ながら今後の国の体制の変革に関して、今回は中央政府と立法府のスリム化計画について迫ることができなかった。しかしその他の点はおおむね取り入れてくれたので、なんとか体裁を整えることができたのではないかと思う。今回残された問題は次回何らかの機会にアンケートしたい。


[15日(火)] パソコンの調整、図書館、政党向けアンケート

 デスクトップからノートパソコンに変わって、何となく使っているが、取り扱い説明書が何冊にも亘っているので、そのうち読もうと思っていて、まだよく読んでいない。今日はとりあえずマウスを使わないでタッチパッドを操作してみた。大体なれてきたが、まだ特殊な場合マウスの助けを借りることがある。又ふとした事から読書録のバックアップをとった。先日の住所録、勘定奉行、エクセルのデータと同じCDでは、まだ余裕があるにも拘わらず拒絶され、新しいCD−Rに記録することになった。読書著作、読書録U、読書録V、読書録Wを記録できた。又バージョンアップで具合の悪くなったNifTermも、いろいろといじっている内に調子が戻り、メールの送受信、フォーラム会議室の巡回も予定通り行えるようになった。ただ今頃何故バージョンアップなどしたのか、そのくせOSとしてXPまで考えていないようで、首をかしげざるを得ない。

 続いて近くのコンビニに行き、「文明の歴史学」の表紙、目次、あとがきをコピーして、図書館に行き、「文明の歴史学」と「続・日本の歴史をよみなおす」を返却した。ついでに網野善彦の著書を図書館のパソコンで調べたら200冊くらいあって驚いた。続編を先に読んでしまったが、興味があったので改めて「日本の歴史をよみなおす」を借り、又「歴史としての戦後史学」を借りてきた。又雑誌「正論」をめくってきたが、今月はあまり読む所はなかった。

 先週の水曜の道州制推進連盟の例会でペンディングになっていた、参議院選挙を前にした各政党に対するアンケートの内容を考えた。前回10月のアンケートを参考にして、それと重複しないよう、又できれば建前ではなく本音を確認したいと思って10問ばかり考えてみた。冒頭には日本の危機として重要と思われる、財政問題、年金問題、憲法問題、教育問題、行政改革問題について順番をつけるよう要求し、経費節減のため参議院の廃止も含めた財政問題を主に、その他の問題についても意見を聞く案を作成した。それをMLで送信したら事務局からの提案も同時に受信した。あわてて比較してみたが、事務局案は従来のパターンでどちらかといえば建前の論議になっている。私としては一歩踏み込んだ質問にしたいが、時間的にも事務局がそれをフォローできるかどうか難しいところである。しかしアンケートするしないに拘わらず、現状の問題を一歩突っ込むことができたのはよかったと思う。


[14日(月)] 文明の歴史学、多摩川べりの散策

 懸案の「文明の歴史学」を読み終わった。はじめのうちは要領を得なかったが、終わりの方へきてようやく輪郭がはっきりしてきた。 人類発生以来の文明の歴史は、西洋中心で考えてはいけないのは当然として、世界のあこちに中心部があり、その優れた文明が周辺部に伝播し、それによって周縁地域がそれに組み込まれて行くような一方通行の歴史過程として理解されがちであった。しかし最近の例えばブローデルの「世界=経済」の概念では、中心部より周縁部の国境を越えた活動が重要になり、それを梃子にして「世界システム」の変動が考察され、周縁部の歴史性が明確にされて、世界の諸民族が織りなす文明と文化の相互作用が見事に描きだされている。従ってそのような観点から周縁の地域研究や歴史研究を広げて新しい世界史像を描くことが今後の課題であるとしている。

 昼に多摩川縁の散歩を行った。梅雨の合間なのに快晴、26℃、湿度30%で快適であった。普段漫然と歩いているが、丸子橋から下流の多摩川大橋に向かって、東京側の堤防の上を歩いたり、川縁の散策路を歩き、併せてその間の広場の利用状況をチェックしてみた。まず丸子橋の下流側は大田区の広場があり、遊園地になっているが、特に土日には若者たちがグループになってバーベキューなどを楽しんでいる。隣接して少年野球場があり、新幹線の鉄橋の下流側は都立田園調布高校の運動場になっている。その南は沼部の打ち放しゴルフ練習場で、ここえは昔から時々練習にくる。そこから下流側は連続して運動場(野球場、サッカー、ラグビー等)になっており、河川管理の国土交通省から借用しているのは順番に、芝信用金庫、都立三田高校、麻布学園、東京高校、明治学院、東京高校、とつながっている。東京高校は川縁に学校があるのでよく利用しているが、三田高校などは利用しているのを見たことがない。しかしいずれも1週間の半分くらいは一般に利用可能となっており、土、日は子供達がよく野球などを楽しんでいる。

 パソコン通信ではニフティの平成フォーラムを毎日巡回しているが、そのソフトとしてNifTermを利用している。昨年だったか作者が今後無料にするという連絡があったが、昨日突然ソフトのバージョンアップの連絡があり、バージョンアップに応じた。そしたら本日いつものように巡回しようと思ったら、telnetに接続できませんと巡回を断られてしまった。仕方ないので、バージョンアップしていない隣のME機でとりあえずメールとフォーラムを巡回した。調べてみると、いろいろ従来と変わっていて要領を得ない。弱ったなと思っていろいろといじっているうちにtelnetには接続できるようになった。XP機で無事巡回出来るかどうか今晩チェックしてみる。


[13日(日)] 快適ゴルフ、お見合い50周年、パソコンの音量調節

 今朝は雨が降っていた。予報では昼から上がるといっていたが、多分9時過ぎには上がると思ってT社の練習会に本厚木へ出掛けた。案の定、出だしの1ホールは少し降っていたが、その後は曇りで気温も上がらず、最高23℃というベストコンディションであった。先週は足がつったし、先々週は暑くて日焼けして腕が火ぶくれになってしまった事から考えると、6月中旬としてはまことに快適であった。 例によって若干のミスはあったが、家で少し練習した甲斐があってパットがよく決まった。インが14パット、アウトが15パットで3パットはなかった。ドライバー、バッフィー、アイアンのミスはいずれも不注意なので、もすこし精神集中が必要である。

 実は50年前の昭和29年6月13日に現在の家内とお見合いした。場所は日本工業倶楽部であった。その年8月から技術導入でスイスへしばらく出掛けてしまったので、結婚は翌年の4月であった。実はスイスの事はよく覚えているが、お見合いの事は殆ど記憶に定かでないが、家内は未だ鮮明に記憶しているそうである。何かしようかと思ってはいたが、うっかり一人でゴルフにいってしまったので、気が付いた時は遅かった。来年の金婚式には記念行事を考えたい。

 昨日書き忘れたが、「Power Pointの技術習得」を続・GOLDEN AGEのコラムに掲載した。同時にスライドを大型テレビに映すための接続方法について復習した。たしか4月のいきいき倶楽部で海外でとった写真のスライドショーを行う際、大型テレビと接続したが、最早記憶が薄れてしまった。しかしすぐS端子ケーブルが見つかったので、いずれ家で予備的に練習しておこうと思う。

 又パソコンの音量が小さくて、あちこちの音量のセッティングを最大にしても僅かしか聞こえない。おかしいと思って東芝PCダイアルに問い合わせたら、キーボードの左手前にあるボリュームダイアルを調節するのを忘れていた。ここをいじったらいやと言うほど大きな音が出た。取り扱い説明書が何冊にも分かれているが、「使ってみよう」の冊子の中の[8.サウンド機能、@スピーカーの音量を調整する]の冒頭に説明が出ていた。調べているときには見つからなかったのだが。一種のボケの始まりかもしれない。


[12日(土)] 歴史道楽、いきいき倶楽部6月例会

 網野善彦著「続・日本の歴史をよみなおす」(筑摩書房)を一通り読んで、その概要を「日本の歴史の印象と実際の乖離」という題でA4版1頁の論説を作成した。一昨日の日記に少し紹介してあるが、水呑百姓が貧乏な農民のことではないということが一つの象徴であり、無意識に誤った歴史観を植え付けられていることを痛感する。又商業用語も古くから使われており、欧米経済と接触しても翻訳語を用いる必要がなかったのであり、明治以後の国家の政策や学問の中には、日本の社会の実力を過小評価して欧米の方ばかりを向いていた嫌いがあり、戦後ばかりでなく、戦前も一種の自虐思想があったとも考えられる。

 続いて小林多加士著「文明の歴史学」(同文館)を読み始めた。比較文明論のパースペクティブと副題がついているが、歴史学を冷戦崩壊と共に見直し、比較文明論、文化人類学、文明史の構造などを見直しながら世界システムと文明の歴史学を論じている。ただ恐ろしく読みにくい本で、今まで随分いろいろな読書をしたが、これほど分かり難い本はなかった。まだ読み始めたばかりであるが、280頁読み終わって果たして要点が掴みきれるかどうか自信がない。

 午後から文化センターで地元のいきいき倶楽部の例会が行われた。今日は一番若いHさんの当番で「定年ビフォア・アフター世代の生活意識調査」の紹介、大田区社会福祉協議会や日本脳卒中協会の紹介があり、年金問題などについて討議した。年金については賦課方式から積立方式へ戻るべきだとの意見が多かった。尚次回7月は北鎌倉へのハイキングで、訪問先を紹介した資料が配られた。又8月から9月にかけて、区の教育委員会の主催で4回の定年後を楽しく暮らす講座が決定し、その第1回目に先週準備した「定年後の人生の楽しみ方」「最も経済的な趣味・読書による発見」のスライドを使って講義することとし、配布資料を幹事に渡した。又秋の文化センターの祭りは11月27/28日となり、いきいき倶楽部は駐輪場の管理を行うこととした。


[11日(金)] 九州アンケート回答に対する意見、続々GOLDEN AGE更新

 道州制推進連盟で九州各県知事宛にアンケートを出し、回答期限を明記しなかったため約2ヶ月かかったが、全県からの回答が集まり、連盟のHPに回答を掲載した。その回答に対する意見を、原案はMLで流したが、一昨日の例会で議論し、一部メールで意見ももらい、あらためて回答に対する意見を纏め、連盟のHPに掲載するよう事務局へ送信した。

 尚九州では、九州地方知事会の下に各県部長クラスで構成する「道州制等都道府県のあり方を考える研究会」を設置して調査研究している段階で、まだ結論に達していないため、回答が明確な賛否ではなく、その他の注釈付き回答が多かったが、概して前向きな姿勢であった。最大の問題は実質破綻している地方交付税制度に全面的に依存していることで、たとえ国内の行政でもグローバルな視野が必要な時代になっているのに、国も地方も官僚はこの面の意識が十分ではないように見える。

 昼休みを利用してNorton AntiVirusのウィルススキャンを行った。約35万ファイルをスキャンするため約1時間かかるので、机の前にいなくても途中で電源オフにならぬよう、PCの電源設定を2時間にしておいたので、途中で電源オフせず無事完了していた。

 HP「続々GOLDEN AGE」を5月31日以来更新していなかったので、コラムに「道州制の問題点5ヶ条」を掲載した。いつもながらコピーがきかず、一字づつ手入力しなければならないのが辛い。ついでに「道州制早わかり5ヶ条」の一部字句も訂正しておいた。尚更に「Power Pointの技術習得」について一太郎で論文を作成し、機を見てHPを更新する予備とした。


 

[10日(木)] 工業倶楽部木曜講演会、道州制例会議事録作成送付

 午前中はパソコン通信(平成フォーラム)を行い、電子メールで九州アンケート回答の意見について受信すると共に、道州制早わかり5ヶ条について事務局に送信した。その後昨夜帰宅が遅かったので、夢幻日記の昨日分を書いてアップした。

 早飯を食べて工業倶楽部の木曜講演会に出掛けた。作家の童門冬二氏の「歴史に見る破壊と建設」という題での講演であった。彼は私より1才若く、東京都庁で知事秘書、企画調整局長、政策室長など歴任して昭和54年退庁して作家活動に入った。話の内容は室町時代の応仁の乱のあと、戦国時代に入り、信長−秀吉-家康によって、天下統一に向かって、[こわし−つくり−まもる]ことが行われた様子を軸として話された。最後に現在市町村合併が進められているが、次は道州制であり、グローカリゼーションと称していたが、グローバルに目を開き、ローカルのことはローカルに処理してゆく必要があるとしていた。

 たまたま現在網野善彦の「続・日本の歴史をよみなおす」を読んでいるが、弥生時代から江戸時代まで、日本の社会は基本的に農業社会であったという従来の歴史観は根本的に誤りであり、百姓というのは一般の人であり、水呑というのは貧しい農民ではなくて、田畑の持ち分が少ないだけで、廻船問屋などの大金持ちもいたという話しである。又島国に長年閉じこめられていたわけではなく、大陸との交流も大昔からかなりあったという。これと童門氏の話と少し矛盾する点があったが、童門というペンネームは「つまらぬ話”どうも”すみません」から来ているという話で大笑いした。

 帰宅後昨夜の道州制推進連盟2004年6月例会の議事速報を作成し、MLで関係者に連絡すると共にHPの活動記録に掲載した。討議事項は@九州アンケート回答に対する意見、A道州制早わかり5ヶ条、B骨太方針2004について、C北海道・道州制モデル事業計画について、D今後の活動方針について、であった。中央も地方も行政に経営感覚がないのが問題であるが、今後各方面に民間としての意見を提言したり、アンケートしたり、ねばり強く活動を続けることとした。


[9日(水)] アクア・スパ、データ・バックアップ、道州制

 梅雨に入って蒸し暑かったり涼しかったりするが、今日は比較的涼しい1日であった。午前中はアクア・スパへ行って身体のトレーニングを行った。泳いでいる時の感じでは少し疲れ気味かなという気がしたが、ここの所おなかのまわりの脂肪が大分減ってきた感じがする事と、先週の土曜日以来の足の筋肉の痛みが泳いでいるうちにすっかり和らいでしまったことを実感した。

 パソコンのデータのバックアップの取り方について、LAOXで聞いてきたことをやろうとしたがうまくいかない。そこでT社PCダイヤルで質問したが、当方の使用しているソフトに対して回答者が答えられず、結局マイクロソフト・エクセルについてのみバックアップの取り方の説明が得られた。要はバックアップをとるデータのフォルダーのアイコンを見つけ出し、右クリックして「送る」をクリックし、Drag'n Drop CD+DVDのDドライブ→Data Discをクリックする。するとデスクトップの右下にあるDataボックスにオレンジ色のマークがでるのでそれをクリックするとCDにデータが書き込まれる。そしてCDの画面に書き込まれたフォルダーのアイコンが掲載されたものがでてくる。エクセルと同様に筆まめによる住所録、と勘定奉行による複式会計とそれぞれ約20件のバックアップをとったが、以上で2時間半かかってしまった。その他のデータのバックアップは先送りとなった。

 夜は蒲田で道州制推進連盟の6月例会を開き、懸案事項を整理し、今後の活動について活発な意見交換を行った。一番の問題は、中央、地方ともに行政に経営感覚がなく、政治家に立案能力が欠けていることで、これらを補足すべくアピールして行くこととした。


[8日(火)] 書類整理、Power Point配布資料、道州制関連ニュース

 毎日いろいろな資料がくるので、一寸後回しにしておくとかなり積み上がってしまう。ということで時々大掃除が必要になる。あまり気が進まないが、ほっておけないのでいやでも片づけなければいけない。学士会や工業倶楽部の会報、大前通信や生活者通信、それに今は株式の総会関連資料、それ以外に会社関係、大学、高校、中学の同窓会関係資料、あちこちの旅行会社のPR資料、更には雑誌や図書など、簡単には目を通しきれない。いつもの事乍ら相当な覚悟で対処しないと整理しきれない。

 Power Point で折角スライドを作ったので、とりあえず「定年後の人生の楽しみ方」15枚と「最も経済的な趣味・読書による発見」20枚のスライドを6枚づつ1頁にまとめる形で配布資料を作成してみた。多少字の小さくなる所もあるが、話の筋を掴むにはこれで十分と思われる。

 ふと気が付いてみたら、明日の晩は道州制推進連盟の定例会議である。そこで慌ててインターネットで道州制関連のニュースを拾ってみると、主なものとして一つは骨太方針2004が4日に出され、も一つは北海道の道州制モデル事業計画が発表された。
 骨太方針では、06年度までの三位一体改革の全体像を04年秋に明らかにし、年内に決定。全体像には3兆円程度の国庫補助負担金改革の工程表、税源移譲の内容と交付税改革の方向を盛り込む。そのため、税源移譲はおおむね3兆円規模を目指す。その前提として地方公共団体に対し、国庫補助負担金改革の具体案を取りまとめるよう要請し、これを踏まえて検討するとしている。しかし地方でできることは地方で、とすると19兆円程度の税源移譲が必要であり、上記はいかにも骨細の方針である。又「道州制特区」について地域からの提案を受け止め、趣旨を生かす推進体制を整える、としているが、これもやはり全体ビジョンに欠ける点に問題があると思われる。
 北海道は道州制モデル事業として、自然環境保全、観光形成、災害に強い地域づくりの3テーマに重点を置き、今後4年間に予算800億円で計画を進めるとしているが、これでは地方交付税存続を主張する筈だと頷ける。北海道は日本では北であるが、北欧より南であり、自立できるように計画を立てるのが筋なのに相変わらずぶら下がり根性なのは情けない。


[7日(月)] スライド作成、法人税務会計、データバックアップ

 昨日に続いて、Power Pointを利用して「最も経済的な趣味・読書による発見」のスライド20枚を完成した。但し途中でいろいろな事が出来るようになり、初めの方と後の方の体裁が少し変わってしまった。これらはスライドショーをやりながら、おかしければ修正すればよいと思っている。慣れてくるとかなり色々なことができるので、又暇があればいじってみたい。とりあえずコピーをとって次回のいきいき倶楽部で紹介することとする。

 午後から御徒町のK税務会計事務所へ行き、5月決算の有限会社の税務会計を依頼した。まだ若干不足資料があり、後送することとした。ついでに法人解散の手続き及び相続時法人存続のメリットがあるかどうか伺った。結論として解散には多少費用がかかるが、日頃法人を持っている方が税金が多少多いし、それ程のメリットもなさそうなので来年か再来年あたりには解散しようかと思っている。

 帰途アメ横でゴルフ道具を見ようかと思ったが、道具より腕の方が大事だと痛感しているので諦め、散歩をかねて秋葉原の電気街へゆき、LAOXのTHE COMPUTER館に入ってみた。6階にあったノートパソコンが1階に移っていたが、ついでにdyna bookのEX1-524CDEについてデータのバックアップの取り方を聞いてみた。パソコンがグレードアップするたびに方法が変わり、今までのやり方が通用しなくなったので質問した所、なんとデスクトップに出ているデータのアイコンにコピーすべきファイルをドラッグして、右クリックで書き始めをクリックすればコピーされるという至って簡単な仕組みになったことが分かった。ついでに3階へ行ってCD-Rを購入したが、今や10枚で609円という安値であり、CD-RWで毎月書き直す必要はなく、CD-Rの使い捨ての時代になったようである。しかし懸案が解決してほっとした。


[6日(日)] 3代家族昼食会、スライド作成、ソフトカイロ

 今年は早くも東京も梅雨入りの様で、朝からしとしとと雨が降っている。昨日触れたように、今日はゴルフに行かず、昼には我が家に息子夫婦と孫の姉弟を呼んで、6人で会食した。たまたまマレーシアから出張で息子が帰ってきたのと、孫娘が今週、男孫が来月誕生日を迎えるので、併せて誕生祝いという名目で行った。孫は鯖寿司なんか嫌いだと言っていたが、無理矢理食べさせたら結構美味しいということで、あれが嫌いだとかこれが嫌いだとかよく知りもせずに言うものではないと説教してしまった。

 息子にPCのデータのバックアップ方法を聞いたが、CD-RWの中のデータが読み込み専用になっているので、そのままでは書き換えできないと言われてしまった。CD-Rが大分安くなったので、一々書き換えせず、その都度CD-Rにデータをコピーしてやればよいようにも思うが、最近のバックアップ方法をパソコン・メーカーに近く聞いてみる事とする。

 一方Power Pointによるスライドの作成は順調で、最初の「定年後の人生の楽しみ方」は15枚のスライドを一応完成させた。◆や☆のマークを入れたり、文字の大きさを変化させることもできるし、題目にアンダーラインをひくこともできるようになった。さらに「最も経済的な趣味・読書による発見」も20枚のスライドを予定して半分完成した。これらはスライドショーをやってみて更に体裁を変えることも可能だと思う。8月に上映できるように作成する。ただしプロジェクターがない場合には、スライドのコピーで間に合わせる予定である。

 昨夜は両足のスネの足首に近い部分が痛くてなかなか寝付けなかった。両足の太ももやふくらはぎも相変わらず痛むので、近くのソフト・カイロに連絡したら営業しているというので夕方1時間ばかり、足だけでなく身体全体を揉んでもらい、ようやく気分的にすっきりした。この後の経過をみて、対策を講じようと思っている。


[5日(土)] ゴルフ好天ながら最悪のコンディション

 土曜日は市内も高速も道路が込むので普段は日曜にゴルフに行くことにしているが、明日は海外に駐在している息子が帰ってくることと孫の誕生日で会食するということで、急遽代わりに今日ゴルフにゆくことにした。

 果たして都内の道路は込んでいるし、高速も青葉から町田まで渋滞していたし、普段45分で行けるところ、1時間15分もかかってしまった。それでも昨夜用意した紫外線よけの乳液を腕に塗って、かんかんでりの中ゴルフした。ただ昨夜大学の同窓会で大分飲み過ぎたので、多少注意力が散漫なのではないかと思われた。それでも前半はほぼボギーペースでまずまずであった。後半も出だしはよかったが、残り3ホールでどういうわけか両足のふくらはぎと太ももの筋肉がつってしまい、痛くて歩行困難になってしまった。それでもストレッチしながら何とか18ホール廻ったが、スイングもままならず、ひどい目にあってしまった。それでも気温が高い割りには乾燥しているのと、かなり風が吹いていたので、汗はあまりかかずに済んだ。

 帰りも厚木市内が込んでいて高速に出るまでに30分以上もかかり、東名高速も厚木の入り口から渋滞していて大和トンネルの近くまで、自動車事故の影響で大渋滞となった。今度はブレーキを踏む右足のスネの当たりが痛くなり、又両手の指がつってしまい、渋滞でのろのろ走っては止まりが続いてうんざりしてしまった。結局ゴルフ場を出てから家に帰り着くまで何と2時間20分もかかってしまった。足がつった理由は定かではないが、やはりゴルフは日曜に限るとつくづく実感した。


[4日(金)] 雑用、Power Point 、大学電気系同窓会

 今日は朝から雑用で、大学クラス会の案内の連絡、法人の決算書資料連絡の約束、九州アンケートの意見をMLで連絡、「地方分権改革に関する東京都の基本的見解」の問題点をHPに掲載し、図書館へ行き、借りた本を返し、1冊寄贈し、2冊借りてきた。水呑み百姓とは貧乏な農民かと思ったら全くそうではないという話。

 帰ってきてからデータのバックアップの取り方をいろいろ工夫してみたが結局は成功せず、パソコン・メーカーへの連絡電話番号が手に入ったので近く問い合わせてみる予定。ところがPower Point の方は何度か失敗して折角作ったスライドを無にしてしまったが、ようやく簡単なスライドの作成方法が判明し、まず15枚中4枚のスライドが整備できた。あとは時間さえとれば「定年後の人生の楽しみ方」の一連のスライドができるし、「最も経済的な趣味・読書による発見」のスライドも作成できる自信がついた。まだそのスライドをどのようにして発表するかについては明らかでない面があるが、いずれ何とかなると楽観視している。

 夕方から大学の電気系同窓会に出席してみた。今回は駒場の研究施設の公開と連動して開いたので、場所が駒場のエミノスであった。最近の話題は国立大学法人化で、大学は組織が変わって理事会ができたり、方針転換の一部として同窓会にも今後力をいれるそうである。ただ相変わらず国から金を貰っているので、どこまで自立できるのか疑問に感じた。電気系も電気工学、電子工学をはじめ電子情報学をはじめいろいろと発展し、非常に広い範囲に広がり、境界がはっきりしなくなった。出席者も若い方が少なく、先輩も含めて常連の何人かと久しぶりに会い、いろいろと四方山話をしてきた。比較的元気な人だけが出席しているようであった。


 

[3日(木)] 5月度会計及び決算、ウィルス対策、小学生殺人事件

 1日、2日と外出で会計作業が出来なかったが、ようやく本日5月度の会計計算を行うと共に、有限会社が5月決算なので、年間決算を行った。5月度自体はあまり特異なことはなかったが、3月、4月にいろいろと修理したり、事務用品を購入したりして整理ができていなかった。又5月は歯医者に何度も通ったので、青色申告用に記録の整理を行った。会社の決算の方は、平成15年6月から平成16年5月までの1年間で、必要資料を整備した。ただし収入の一覧表で、毎月の収入総額の年間合計額と、項目毎の年度合計の総合計とがどうしても一致せず、13,000円ばかりの差がでてしまう。何度も検算したが合致しないので、これは会計事務所にチェックして貰うこととした。夕方までかかって計算が終わり、コンビニに行って会計事務所に提出する資料をコピーし、裏付け資料を取りまとめた。あとは事務所と連絡して関係資料を渡して税務申告を依頼すると共に、有限会社の解散に関連する質問をする予定である。尚データのバックアップを取ろうとしたが、PCもソフトも変わり、取り方が分からなくなってしまった。

 近頃は多少収まったがそれでも毎日のようにウィルス・メールが舞い込んでくる。シマンテック社のNorton Internet Security 2004とNorton Systemworks 2004 を使っており、その中のNorton AntiVirusは更新サービス期限が[2005/03/27]であるが、Internet Securityの方はどういうわけか[2004/06/24]となっていた。確かに昨年の暮れに買ったが、今年の3月にPCを新しくしたこともあり、事情は少しややこしい。しかし先月の下旬から更新サービス期限がきれるので延長するように警告が毎日出るようになったが、本来購入後1年間は有効な筈である。そこでなかなか通じない電話でやっとテクニカルセンターにつながって修正を要望した。1週間くらいかかるという話ではあったが、電話はその後通じず、一向に修正されないので、今度はオンラインで修正を要求した。3日経って今日ようやく返事が来て、Live Updateして期限が[2005/03/27]に変更になることを確認した。やれやれという所である。

 長崎県の佐世保の小学校で6年生の女児が同級生を殺害した事件の報道が盛んであるが、パソコンのチャットで髪型の悪口を言われて殺害を決意したという。親や周りは普通の子だというが、普通の子が殺人をするようになったら世も末ではないか?


[2日(水)] 青山会とPower point

 3ヶ月毎の第一水曜の昼は神保町の学士会館でT社関連会社社長のOB会である青山会が開かれる。昼食を共にした後、毎回会員が誰か講演を行うが今日は昔ワープロを開発したMさんがPower Pointを使って「もの作り」から「もの創り」へというテーマで講演を行った。

 昔から先進国はどこも「模倣」の時代を経て「創造」の時代に入る。ルネッサンスのイタリアから始まって、イギリス、フランス、ドイツ、アメリカとテクノヘゲモニーは移動し、転換点はアメリカは1930年、日本は1993年で、その年を境に技術貿易収支が逆転している。日本も生産人口の減少・高齢化から、労働集約的量産から付加価値の高い創造的商品の生産へのシフトが生き残りの道であるとして、新入社員の創造力体験プログラム、技術者として最も成長する入社4〜5年の中核リーダー育成プログラム、中堅社員のコンセプト創造プログラムなどの紹介があり、その成功事例としてワープロ、ノート型パソコン、DVD、白物家電などの紹介があった。

 未来市場のビジョンを明確にするのは経営者の役割であり、それに基づき先端技術研究テーマを発掘するのは技師長の役割だと締めくくっているが、日本としてもこれからの時代に最も大事なことであると思う。以上の話をするのにPower Pointで17枚のテキストを使って説明していたが、帰宅後先月作成した「定年後の人生の楽しみ方」「最も経済的な趣味・読書による発見」の原稿をもとに、Power Point 97を使って講演原稿を作ろうとしたが、やはりガイドブックを調べ直さないとうまく行かないことが分かった。

 話は変わるが、先月来虫歯の再治療を行っており、既に5回根治療を行い、ようやく詰め物を入れる段階にきた。そこで医者に頼んでかぶせものの型も取ってもらい、来週金属をかぶせて終わりになる見込みとなった。


[1日(火)] 第34回芝浜会でひさしぶりに昔の仲間に会う

 一昨日、昨日は30℃を超す暑さだったのに、今日は午前中雨ではあったが午後からは晴れたものの気温は20℃以下で、まるで夏から初春に逆戻りしたみたいであった。今日は昔のT社浜川崎工場のOB会に参加した。川崎からバスで南の浮島の入り口まで行った。

 現在はTMT&Dという会社になっているが、元々はT社鶴見工場で作っていた電力用の遮断器が、油遮断器から空気遮断器に変わって注文が断然増え、鶴見では入り切れなくなった為に今から42年前に浜川崎に新しく工場を作ったものである。私自身はその後5年で本社に移り、あちらこちらと転勤したので本来はOBの資格はないが、この工場の元となった空気遮断器は私の発案で始めた事業なので、特別にOB会員に入れて貰っている。遮断器の設計は私の職業時代の最初の仕事であり、その当時の仲間と会えるのは楽しい。

 最初にMさんの案内で工場を見学した。現在の製品はスイッチギヤと変圧器と避雷器であるが、もちろん相当に変化している。ただ国内は殆ど更新需要で、物量的には8割近くが輸出品である。現在は中国に作った工場はいずれも活況を呈していて、この工場を上回る生産量とのことである。従って輸出と言っても中近東当たりが多く、欧州メーカーとの競争で価格的にはかなり厳しい様である。

 懇親会には数百人の参加があったが、昔の仲間十名程度といろいろと歓談できた。先輩は米寿のSさん一人で、あとは後輩であるが、結構頭が禿げていたり白髪で、一寸年齢差が分からなくなってしまった。それでも昔総務にいたWさんから、検定用の図面を小さく書いてもらって大変有り難かったなどと皆の前で礼を言われたが、もはや全然記憶にない。会長のHさんからもいろいろと昔私が話したことが未だに印象深いと感謝されたが、それもあまり明瞭に記憶していない。しかし悪い話ではないので気にすることはないが、本人の気がつかない所でいろいろと他人に影響を与えていることがあることは普段十分に気をつける必要があると感じた。





































100MB無料ホームページ可愛いサーバロリポップClick Here!